Hello!Project 2004 Winter

C'MON ダンスワールド 【追加公演】

24 Jan 2004 , 25 Jan 2004

At Yokohama Arena

 

 

【第5章 開戦】

 

01 愛の園〜Touch My Heart!〜[モーニング娘。おとめ組]

 

去年のさくら・おとめツアーは、さくら(米子)のみ参戦としたため、おとめ組は見ていない。

このため、この曲もさほどよく聴いたわけでも見たわけでもないのだが、何とかROMダンスができる

ようになっている。何故かなと考えてみると、4日にノーちんとやった連番が効いているような気がする。

トップを飾るにはもってこいの、ハイテンションなナンバー。ののたんはマジになると歌もダンスも凄い。

目を見張るというのはこのことだ。

また、れいなの輝き方も素晴らしい。もはや「6期メンバー」などと一括りにして語ることはできない。

私は、2月11日にはじめておとめ組のライブを見ることになっている。さくら組とはまったく違うおとめ

組がどう見せてくれるのか、楽しみでならない。

 

02 晴れ 雨 のち スキ[モーニング娘。さくら組]

 

ステージセットの上段からさくら組メンバーが登場すると、場内は大歓声に包まれた。

さくら組とおとめ組の差がそれほどあるわけではないのだが、もちろんなっちの所属するチームという

事情があってのことだ。

残念ながら、紺ちゃんは夜になっても安静が続いているらしく、なっちを含む最後の歌は、7人という

ことになった。

Bメロのなっちパートは、モーコーさながらのなっちPPが響き渡り、歌もあまり聞こえない事態に

なった。こんなのを見ていると、いよいよ最後なのかなと思う。

この曲は、2月4日発売のなっちソロのファーストアルバム「一人ぼっち」に、ソロバージョンとして

収録される。丸みのある、やさしいボーカルを堪能できそうだ。

 

03 Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜[モーニング娘。+ハロープロジェクト・キッズ]

 

昨秋リリースの20枚目のシングルは、娘。全員+キッズ全員というメンバー。

キッズも須藤茉麻がドクターストップのため、両チームとも14名ずつ、総勢28名でのステージに

なっている。

つんく♂プロデュースの昨秋リリースの楽曲群は、概ねマイナーで進行していたのだが、そこで溜め込んだ

メジャーのパワーはこの曲に注ぎ込まれる結果になった。

爆発的なメジャー進行が気持ちよく、場内も思い思いに体を動かす連中が多い。

ただ、一曲一曲が、なっちを含むメンバーで歌う最後なんだなという実感が湧いてくる。そこがただ盛り

上がるだけのライブとは違うところで、少々複雑だ。

 

MC−1 [メンバー紹介]

 

[後藤真希]

04 うわさのSexy Guy

05 抱いてよ!PLEASE GO ON

06 原色GAL 派手に行くべ![withキッズ]

 

ごっちんはホントにすごいと思う。

1年半前に卒業し、着実な成長を遂げてきた。コンサートツアーも精力的にこなし、常にエネルギッシュな

ステージを展開してくれる。

かわいらしいキャラクタと、キレのあるダンスに歌のコントラストが、いつ見ても良い。

前2曲に比べて「原色〜」はパターンが違う曲だし、タイトルからして「?」だったのだが、聴いている

うちに麻薬性のある曲だなと気づかされた。おどけた表情のごっちんにキッズの3人がからむ。

その「原色〜」は、初めてセンターステージを利用する曲となり、ステージから遠いエリアの観客を中心に

大いに盛り上がった。

個人的に、この3曲の中では「抱いてよ!PLEASE GO ON」が好きである。別に回れるからとか、そういう

理由ではない。マイナー気味の疾走するナンバーが心地よいし、スピード感あふれるボーカルにも舌を巻く。

 

MC−2(ごっちん+まこと)

 

07 FIRST KISS[あぁ!]

 

昨年10月に衝撃的なデビューを飾った、平均年齢11.3歳というユニットが、ハロプロのライブで

歌を初披露した。

とにかく、注目すべきはその歌唱力の高さ加減である。かなりの割合でソロパートを受け持った

鈴木愛理(すずき・あいり=小3・9歳=)の歌は特筆すべきところであり、間奏部分のフェイクも

難無くこなしてしまう。会場が超満員の状態にあっても、堂々としたものである。先輩格のれいなも

ちょっとあどけなさを残したボーカルで迫る。

また、ややパートの少なかった夏焼雅(なつやき・みやび=小5・11歳=)もダンスパフォーマンス

で見せた。

この曲では、キッズにもコールがかかるという事象が見られた。時代は変わったものだと思う。

 

08 先輩 〜LOVE AGAIN〜

[カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]

 

紺ちゃん不在のため、4名での歌になった。

そのパートは、あさみを中心にフォローされた。紺ちゃんの愁いを帯びたボーカルは、こういうマイナーの

ナンバーで真価を発揮すると思っているだけに、欠場が残念である。

しかしながら、ミキティの芯の強いボーカルに、まいたむの艶のあるボーカルが絡み合い、曲の柱を形成

する。アクセント的にではあっても、あさみとみうなの強いボーカルが乗る。

このユニットのメンバーは、全員声に個性があり、聴きごたえがある。

 

09 黄色いお空で BOOM BOOM BOOM

[ココナッツ娘。+稲葉貴子+キッズ]

 

ココナッツは、またしてもカバーに回ってしまった。

ミカはミニモニ。があるが、アヤカはROMANSとプッチモニに所属はしているものの、事実上

休眠状態である。

曲は、シャッフルという現在のハロープロジェクトの根幹をなすキーワードが登場した初年度の作品。

今となっては、この曲のオリジナルメンバーをすんなり答えられる人は少ないのだろう。

オリジナルは なっち・圭ちゃん・みっちゃん・ルル・アヤカ の5人である。

この曲は、これまでにリリースされたシャッフルの曲の中で、一番好きな曲である。この曲は、リリース

当初、楽曲的にもダンスも難易度が高いとされていたナンバーである。もっとも、今の楽曲は当時より

難しいことを要求されるのかもしれないが、キッズがこの曲のバックダンサーを務めることになろうとは

驚きである。

 

10 さらさらの川[前田有紀]

 

前作「きりぎりす」では、観客たちが振りをコピったりして、なかなか華やかだったが、今作は

聴かせるナンバーになり、現実に歌は全く不安なく聴くことができた。

 

11 エーゲ海に抱かれて[飯田圭織]

 

これはまた、かおりによく似合う曲だと思う。

「オサブリオ」「パラディノメ」と、地中海路線を歩み、いよいよエーゲ海に到達した。

かおりは言うまでもなく、なっちと同い年である。素顔がどうこうは言うべきでないが、確実なのは、

似合う曲のキャラクタが違うことである。

艶やかで、ちょっと愁いのある曲調がかおりの声によく似合う。地中海というエリアも、女性的な感じを

受ける土地で、かおりの雰囲気に即している。

BメロはPPPHが入りそうだったが、みんな静かに聴いている。この方がいい。

 

C−1 ザ・体操【25日第2部に限りカット】

 

往年の「8時だよ!全員集合」のコーナーを思わせる作りで、メンバー構成は多少変わりつつ、

「後転〜開脚後転」の連続技に挑むというコーナー。

司会がヌルいというのが少々いただけないが、他のメンバーが挑戦しているのを見学する娘。たちを

双眼鏡で追いかけているのも楽しい。楽しそうに談笑する彼女たちを見ていると、こちらも幸せな気分

になる。こういうのをエンタテインメントと言うのだろう。

 

12 白いTOKYO[ZYX]

 

昨年8月にデビューし、その楽曲の良さにヲタが騒然となったZYX。

今回は12月リリースの「白いTOKYO」が披露された。冬を想起させる鈴の音が鳴ったり、白い

コスチュームが可愛かったりと、キッズヲタのみならず一般のファンも巻き込んで展開された。

そのおかげか、初日のデイリーチャート3位という奇跡的な数字を残している。

知名度向上の証として、この曲においてもキッズにコールがかかる具合であった。

目立つ最初のパートの村上愛(むらかみ・めぐみ=小5・11歳=)をはじめとして、嗣永桃子

(つぐなが・ももこ=小6・11歳=)ら、各メンバーにコールがかかり、私ですら驚いた。

Berryz工房のデビューが間近に迫るなど、今年はキッズの勢いがつきそうである。

 

13 CRAZY ABOUT YOU[ミニモニ。]

 

こちらも昨秋のマイナーナンバー群のひとつで、最も強烈なインパクトを放ったもの。

今までの「ミニモニ。像」を一気に崩したナンバーである。ミニモニ。が歌うR&Bとはどんな

ものかと楽しみにしていたところ、愛ちゅんの歌声があまりにもよくハマりすぎて、大サビ前の

ソロパートなどに至っては鳥肌が立つほどであった。正直、評価は分かれてしまう曲だが、私は

このパターンでも大いに好きである。

愛ちゅんはもとより、あいぼんさんも、ののも、ミカも情熱的な歌い方ができる。真剣な4人は

めちゃくちゃカッコいい。

 

14 元気がない日の子守唄[中澤裕子]

 

先日まで「ねんねんころり」という曲名だったが、タイトル変更があったらしい。

3拍子のゆったりとしたワルツ調のララバイである。やさしい歌声が響き、場内は色とりどりの

サイリウムが左右にゆれていた。

変にPPPHをやったりする輩がいないので、たいそう平穏だ。

 

[メロン記念日]

15 MI DA RA 摩天楼

16 かわいい彼

 

メロンは実に熱い。

この日の昼公演など、通路を挟んで前の列にメロンヲタがいて、たいそう賑やかであったが、

そうでなくてもメロンは熱くなる。

「MI DA RA 摩天楼」でラテンのリズムに乗って情熱的に迫り、そのままの勢いで「かわいい彼」で

畳み掛けるという強烈な流れは、まさに「ヲタ殺し」の形容に違わない。

この4人を見るにつけ、鉄壁の連携を思う。2000年にデビューして4年が経つが、誰も卒業しない

し、誰も加入しない。ハロプロの内部にあって奇跡的な状態を保ったまま突き進む。

ずっとこのまま、4人で突っ走って欲しいと思う。

 

C−2 インスピジャンケンぴょん!【25日第2部に限りカット】

 

裕ちゃんチーム・ごっちんチームに分かれての対抗戦。

あいこが多く出たチームにより高得点が加算され、3回戦総合を競う。

 

・2人  20点

・3人  30点

・4人 100点

・5人 500点(パーフェクト)

 

昼の部ではごっちんチームが序盤こそリードを許したが、中盤にパーフェクトを記録して突き放し、

最後まで大差をつけて圧勝。ごっちんチームが横浜3戦を全勝で飾った。

 

[松浦亜弥]

17 奇跡の香りダンス。

18 THE LAST NIGHT

19 GOOD BYE 夏男

 

あややのニューシングルはまた、強烈に耳に残るナンバーである。

私たちの仲間内では、1号。さんが正月からこの曲の振りまでコピーして大評判だったが、私がこの曲を

聴いたのは割と最近のことである。正直、歌詞がよく聞き取れないのだが、聴いているうちに分かって

くるだろう。

そして壮大なバラードを経由して、怒涛の「夏男」へ。

ここではキッズ6人が登場してあややを盛り立てた。みんなセンターステージでアリーナを埋め尽くした

観客を煽る!

しかし、自分の中で何かが違う。楽しいことに変わりはないのだが、どこか気持ちが浮き立たない。

あややの後には、娘。が控えているのを知っているからだろう。

 

あややと6人のキッズが、次の曲を紹介する。

 

「モーニング娘。の新曲」

「1月21日に発売になりました」

「愛あらば IT'S ALL RIGHTです!」

 

中野サンプラザでは、たびたび噛んでいたこの紹介も、最終公演ではみんなすんなりと。

このコメントも、今回で最後だ。

 

20 愛あらば IT'S ALL RIGHT

 

なっちを含むモーニング娘。15人で歌うステージが、いよいよ始まった。

1曲1曲をじっくりと聴きたいが、思い切り盛り上げるのも必須である。

つんく♂さんが作った楽曲としては、久々にメッセージ性の強い曲になった。

「I WISH」と「でっかい宇宙に愛がある」が合わさったような曲で、しかもテンポもゆったりしている

から一緒に歌えるぐらいである。

北スタンドから娘。さんを見つつ、会場の盛り上がりを実感してきた。

 

MC

 

かおりからスタートして、なっちまで、紺ちゃんお休みのため14人のMCが始まった。

圧巻はなっちのMCだった。

今日の公演が超満員になることは先刻承知だったが、しかし思いのほかチケットの値段が暴騰した。1枚あたり

10万円を超える取引も珍しくなく、中途半端な気持ちで見られる公演ではなかった。その分、熱い連中が詰め

かけたのであろう。なっちの時代を知るオールドファンも、大勢入っていたとされる。

 

21 シャボン玉

 

6期メンバー加入後初のシングルは、巻き舌前回の強烈なナンバーだった。

いきなりれいながセンターを取り、世間をあっと言わしめたことも記憶に新しい。

Aメロからヘッドバンキング全開の曲であるから、この曲が終わるとフラフラになる者もいるとかいないとか。

もっとも、ペース配分を考えないことは、自滅を意味する。

 

22 ザ☆ピ〜ス!

 

先代の大黒柱・裕ちゃん卒業後間もなくリリースされたシングル。

りかっちをセンターに配し、勇ましい「ピ〜スラップ」も凛々しいヒット曲である。

ハロコンはこの曲で終わることも多かったが、今回は娘。単独である。中盤のりかっちのセリフに絡む

なっち&れいなが可愛かった。

 

23 そうだ!We're Alive

 

いよいよ本編では残り1曲となった。

勢いのあるナンバー「そうだ!We're Alive」が本編ラストに起用された。

コールを掛け続けるのも、なかなかキツくなってきたが、ここで止めてはだらしない。

こぶしを突き上げ、あらん限り声を上げた。

涙はまだ出てこない。そんな余裕はなかった。

 

第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章

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