C'MON ダンスワールド 【追加公演】
24 Jan 2004 , 25 Jan 2004
At Yokohama Arena
【第1章 前日】
1月24日。
いよいよもって、泣いても笑っても最後の2日・4公演となった。
同一会場4公演を4連戦というのは、自身初である。
昼公演に参加するのは、ノーちん・てんさんと私の3人だけである。
まだ、さほどの緊張感は感じられなかった。
この日のために、7倍〜21倍のズーム式双眼鏡を張り込み、アリーナCの19列目などと
いうポジションに備えた。
で、興味関心はセンター席のレイアウトだった。
今回のセンター席には「花道」が設置されるという話がまことしやかに流れていたので
あるが、具体的なセットパターンは誰も提示しなかった。
とにかく入ってみようということになり、入場する。今回はかなり手荷物検査を厳重にやっ
ている。後で分かったことだが、場内のコインロッカーも全て使用中止になっていた。
手荷物検査は、ペットボトルの飲料にも対象を広げていた。全てのペットボトルについて、
ちょっとだけ飲んでくれというのである。これはもう、コンサートの入場チェックの枠など
超越している。空港のセキュリティチェックと似たりよったりである。
入場してみると、何と30列目まで、中央部が花道になっている。
31列目の中央部は、もはや神の席である。
で、入ってみるとアリーナCからの眺めも、花道とセンターステージのおかげで、相当いい
眺めになったのが嬉しい。
卒業間近とはいえ、土曜日の公演であるから、まだ余裕がある。
いつも通りのハロコンかなと思っていたが、どうも違うらしい。
なっちの「22歳の私」のプログラム位置がずれている。
4連戦の初っ端から場内に「なっちコール」が響き渡り、センターステージで歌うなっちが
いる。さらに、かおり&やぐと言葉を交わしている。まるで卒業式の予行のようだ。
トドメは、15人で歌う最後の曲だった。
「ふるさと」
1999年7月14日発売の6枚目のシングル。当時7人で、悩みの多かった時期にリリー
スされた名作バラードは、全編なっちのメインボーカルで、ほかの6人がバックコーラスで
脇をかためる曲である。
つんく♂が仮歌を入れているとき、隣室にいたなっちが号泣したというエピソードも有名。
北海道から15歳にして上京してきた女の子の琴線に触れるところが多かったに違いない。
売り上げの点では、当時の「ASAYAN」で同日発売になった「BE TOGETHER」
と競争を強いられ、勢いのあった鈴木あみ(当時)に大差で敗れるという屈辱を味わった曲
でもあり、そのことをなっちが「自分の責任」と背負い込んでしまう一幕もあった。後の大
出世作になる「LOVEマシーン」のレコーディングの際まで引きずり、全員でミーティン
グをする場面もASAYANの放送で流れたので、往時からのファンには知る方も多いだろ
う。
しかし、そんなミクロなことにこだわらず、詩の世界と美しいメロディ、そしてやわらかい
歌声を聴いているだけで十分に感動できる。私はこの曲で過去に1度フリーズしたことがあ
る。確か2年前のハロコンであった。今回はややマシとはいえ、相変わらず背筋を電撃が駆
け抜ける。
そんなこんなで、横浜公演は前途が楽しみな反面、いきなり涙腺を強烈に刺激する内容だっ
ただけに、最終戦までもつかどうかが勝負になりそうだった。
昼の部終わりでノーちん・てんさんとお会いしたところ、案の定危険水域に達していたらし
い。続々と到着する仲間たちに「いや、ヤバいよ」ともったいぶる私たち(笑)。
夜の部には、不肖私のサイトの掲示板にいらっしゃるpasさんが、遠路遥々福岡県から遠
征を張って来られるという。しかし、開演が押したおかげで、私も少々外に出るのが遅くな
った。出て間もなく、電話が入った。新横浜駅近くの喫茶店にいるとのことだったので、誘
導開始。アリーナ前の雑踏の中で落ち合った。まことに携帯電話とは魔法の杖のようだ。氏
は梨華推しであるから、一応はののーち大臣の仲間になる。
しかし長身。後に聞いたところによると、189センチあるという。私ですら見上げる高さ
である。周りにいる知り合いに次々紹介するが、あまりにも人数が多すぎて大変だ。
で、夜の部が私の座席はピーク。
センター席27列54番。右を見やると、20人ばかりをはさんで、花道の終端がある。つ
まりセンターステージで歌う場合、相当近い席になる。しかも、左側には広々としたスペー
スがあるので、少々暴れるぐらいは問題にならない。たいそう良い席だ。これならSS席と
いうのも納得できる。
夜の部では、紺ちゃんが体調不良のため欠席、キッズもまーさが欠席というお知らせがあっ
た。今日はともかく、明日は是非、という気持ちがある。無理してほしくないのだが、なっ
ちの卒業には立ち会ってもらいたい。風邪が流行っているらしいので、厄介だ。
入場してみると、案の定、センターステージが近すぎる。
ZYXの時は非常に熱かった。6人の天使たち(マテ)を前に、さほど熱くない連中
をさておき最後方からちょっとがっついてみる。もっとも、レスなどは期待できない位置
だったが、ステージのまん前の席など、Xブロックも顔負けの近さになるはずだ。
で「22歳の私」もセンターステージでの披露になるので、大変熱かった。
上から舞う粉雪を浴び、なっちと同じ空間で曲を聴く。表情もよく見えるし、感動である。
夜の部が終了した。
いよいよ、泣いても笑っても、残すところは日曜日の2公演だけである。
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