モーニング娘。コンサートツアー2003・春
NON STOP!
2003年5月4日〜5日 さいたまスーパーアリーナ
第5章[NON STOP! 最終公演 前半]
01 AS FOR ONE DAY
4月23日発売の第18弾シングル。
事実上、圭ちゃんの娘。時代最後のシングルになったものだが、「Do It Now!」以来のマイナー調の
ナンバーが誕生した。
随所にちりばめられるセクシー系の吐息など、ここ最近のナンバーとは一線を画したところがあり、ちょっとだけ
フォルクローレを思わせるメロディラインも美しい。で、内容はかなり強烈な失恋の歌。リアリティを帯びて歌える
メンバーがいたものかどうか(ばきゅ)。
とはいえ、あいぼんのセリフは、かなり雰囲気をかもし出す。役者は違うなぁ…と思う。
[MC-01]
かおり、なっち、やぐ、圭ちゃんがそれぞれ一言ずつしゃべって、すぐに次の曲へ!
02 TOP!
アルバム「NO.5」から。
今までにないような勇壮な調子のナンバーになった。
「めったらやたら泣いてない」とか「世界ランキング トップ目指せ」なんて、これまでの娘。にはなかった歌詞
である。
イントロで13人それぞれがSEで呼びかけられ、各メンバーをカメラがとらえるが、それぞれのメンバーの表情がとても
良い。ああいうカメラワーク、大好きである。
03 「すっごい仲間」
これもアルバムから。久々のダンス☆マンによるナンバーである。
いかにもモーニング娘。らしい、ポップなナンバーであると同時に、歌詞・曲名ともに、今の「モーニング娘。」を象徴
しているように感じられてならない。
「すっごい仲間と 愛で乾杯ランラララン」
[VISION - MC-02]
ビジョンで各メンバーの紹介が入り、終わったところでステージが明るくなり、場内は大歓声がこだました。
いよいよ最終公演であり、各メンバーの自己紹介にも一段と気合が入る。
しかし、チャーミー&ラブリーは、もはや師弟関係もしくはライバル関係(?)とも言えるほどの関係性を帯びているかの
ように映る。永遠のツートップ「辻加護」には届かなくも「チャミラブ」とでも名乗ればさらに面白いかもしれない。
無論、この公演では圭ちゃんへの声援が一番大きい。いつまでもこのライブが終わらないでほしい、と願っていたが、
まったくもって時は無情である。
04 モーニング娘。のひょっこりひょうたん島
2月にリリースされたカバーシングル。
セールス的にはパッとしなかった(最高位4位)が、いざライブで見てみると、盛り上がりを見せる曲である。
ところで、この曲については、娘。の表情がさらに良くなる。本当の本当に楽しそうな表情である。
1日2回、このステージをこなしているわけであるから、まったく頭が上がらない。
05 恋愛レボリューション21
裕ちゃんの在籍時代の平成12年のシングルであるから、けっこう前のような気がしてしまう。毎度毎度、ライブ
には欠かせない曲で、振りをなかなか覚えない私でも、40回も行けば、いやでも少しは覚えてくる。この曲とて
例外ではなく、極めて不完全ながら、ちょっとだけ振りの真似ごとをやってみようと思う。
幸いにも夜公演は通路側であるから、久々に跳んでみようかと思う。監視の目が厳しいが、多少大目に見て頂く
より他はなさそうである。しょっぱじめの部分でいきなりジャンプしたところ、体が重い(--;)。あまり跳べない
上、着地に際してかなりドシッと響くのである。渋い…。それでも、今回の私はやる。
06 強気でいこうぜ!
年下組(あいのの・5期全員)がメインボーカルを取るアルバムナンバー。
先ほどの「TOP!」もそうだが、この曲も凄まじい強さを誇る。
メンバーは、曲の激しさに加えて細かい譜割りに言葉がついて行かずに、大変苦労したという話も聞く。
ある本で、この曲の楽譜を見たところ、笑えるほど単純な譜割りだった。しかしながら、ここまで盛り上がる
ようにするのは、さすがである。
私の目の行き所が、最後の「セ〜ンキュッ!」であることは不問に付していただく(笑)。
[MC-03]
あいぼん・のの・愛ちゃん・こんこん・まこっちゃん・ガキさんによるユニットパート紹介
07 ズルい女(English Ver.)/ココナッツ娘。
いや、もうここまで来ると不憫(ふびん)でならない。
ココナッツの曲は、レフア在籍当時の「情熱行き 未来船」を最後に時が止まっている。
それ以来、月光様だったりセクシー8だったりをカバーしつづけ、ついにシャ乱Qのナンバーを歌うようになって
しまった。別にシングル化しろとは言わないから、ライブ用に1曲書いてやってくれ、つんく様!
08 初めてのハッピーバースディ/カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)
つい先日、静岡県出身の新メンバーが決まったと報じられ議論百出のカントリー娘。であるが、今回は
「チャミカン」のデビューシングルが帰ってきた。
あの頃は「りーんね、あーさみ、りーかちゃん」だったワケで、今は何と叫べばよいのやら分からない。
個人的には先輩からお呼びして、ゲストはさておくのが通例かなと思い、今回は「あーさみ、まーいちゃん、
りーかちゃん」の順番を貫いた。会場はどうかと耳を傾けたが、さっぱり統一されていない(w)。
09 オサブリオ/飯田圭織
ただただ感動(TT)。
圭織は、やっぱり歌うとひときわ輝きが強くなる。神々しいといっても過言ではない。
原語でカバーしているから、何を歌っているのかは皆目分からないが、それでも美しい。
こういうのは静かに聴きたいのだが、やはりどこかに叫んでる輩がいたりする。まことに耳障りである。
叫ぶ曲は叫んで良いのだが、このテの曲は静かに聴くのが良いと思う。
確か、しまさんの話だと、この回のソロは「イパネマの娘」だったらしいのだが…(爆)。
10 WOW WOW WOW/プッチモニ
この曲はシングル化されないのだろうか。1月のハロプロから披露されているナンバーだが、今のところ
発売予定を耳にすることはない。
よっすぃ〜、まこっちゃん、アヤカの3名による第3期プッチモニのナンバーは、ロック色の強い、それで
いてかわいらしいものに仕上がっている。
このナンバーにおいては、まこっちゃんがセンターを取っている。心なしか、プッチでのまこっちゃんは
輝いているように感じる。
今のところ、タンポポとミニモニ。は新体制での活動が始まっている。早いところ、プッチモニも始動して
ほしいと願うところである。
11 ロックンロール県庁所在地〜おぼえちゃいなシリーズ〜/ミニモニ。
この曲はもともと、森高千里さんがヒットさせたものであり、ミニモニ。が焼き直しているものである。
あいののを擁するだけに、食い物を交えた歌は実に楽しそうである。
先代の偉大なるリーダー・やぐの後に入った愛ちゃん…普通にミニモニ。でもやっていけそうだし。歌声も
安定していて聞きやすいし。
曲中の謎は「しもつかれ」である。栃木はかつて「下野国(しもつけのくに)」と言われていたが、これに
関わる語は「しもつけぬ」である。「しもつかれ」って一体…(・_・ゞ)。
[VISION - ジャンケンぴょん大会]
次の曲に入る前に、ビジョンでは「ジャンケンぴょん大会」が催された。
何パターンかあったらしいが、今回は愛ちゃん司会で進み、優勝者ガキさん。
しかし、感じるのは「のの、つえーなぁ!」ということ。優勝は逃したが、破竹の連戦連勝である。
12 LOVEマシーン
かつて「ライブはこの曲にトドメを刺す!」というほどの曲であった。
1999年9月9日、ごっちんの加入後まもなくのリリースで、チャートは3週連続で首位を独走、最終的に170万枚
もの売上を記録した、押しも押されぬ娘。の代表曲である。
当時の8人のうち3人(あやっぺ、紗耶香、裕ちゃん)は卒業してしまい、さらに現在は当時の1.5倍相当
の12人が歌い、ボーカルパートもだいぶ入れ替わっている。
これが娘。の姿であり、定められたものなのかもしれない。しかし、ステージで披露されているこの曲は、いつ
聞いても新しい。
13 「すごく好きなのに…ね」
こちらもアルバムの1曲。個人的にお気に入りの1曲である。
先ほどの「強気でいこうぜ!」でコーラスをしていたお姉さんチーム(なっち・かおり・やぐ・圭ちゃん
・よっすぃ〜・梨華っち)のリードで歌われる、ミディアム・チューン。どこまでも健気で、片思いと知りつつ
恋している女の子を描いたナンバーだが、どうしてつんく師は、こんな詩をサクッと書けるのか、疑問でならない。
曲自体もゆったりと流れ、年下チームのコーラスにのって旋律が響きつづける。
14 YES! POCKY GIRLS
もともとはポッキーのCMソングであった。
しかし、キャンペーンのプレゼント用にストーリーメイクされ、さらにアルバム収録に向けてロングバージョンが
作成されている。
ところでサイト仲間である「うっきー」さんは、彼女たちにユニゾンで「ウッキー 大好き!」と歌われるという
一世一代の大事件に遭遇した。本人はニヤケっぱなしだったという話もありやなしや。
[MC-04 VENUS MOUSSE]
お得意のショートコントコーナー。今回は大中小…かおり・やぐ・よっすぃ〜の3人。
やぐ「ハイ集合!」
(かおり・よっすぃ〜、やぐの前に立ちはだかる)
やぐ「見えない!!」
(≧▽≦)ブヒャヒャヒャ
こういうの最高!本当においしいパターンである。
かおりもよっすぃ〜もがんばっているのだが…やぐにはかなわず。
15 女神〜Mousseな優しさ〜
こちらも、もともとはムースポッキーのCMソング。
同様にストーリーメイクされて、当時在籍していたごっちんと4人でCMなどにも出演していたが、卒業を
見送り、現在は3人で歌っている。
勢いで押す「YES! POCKY GIRLS」に比べ、しっとりと聞かせるこちらは地力勝負といった
感じがしないでもない。
[MC-05 POCKY GIRLS]
こちらは企画モノ・意識調査コーナー。
梨華っちの司会で進められているが、ことこの回に限り、誰が何をしゃべったかが判然としない。
残念ながら…省略。
16 そうだ!We’re Alive
この曲が流れ出すと、いよいよ最後が近い。
しかしながら勇壮な曲であるから、思いっきりこぶしを振り上げ、跳んでライブしてみることにした。
運動不足を絵に描いたような私がやれば明日の筋肉痛は確定的だが、そんなことは、もはやどうでも良い。
17 I WISH
勇ましいナンバーの次に控えていたのは、名曲「I WISH」であった。
リリースからはや2年半が経つが、いまだ色褪せない。
歌うメンバーが変わっても、名曲は不朽であるという見本である。
18 ザ☆ピ〜ス!
スキのない展開、高い完成度、勇ましい「ピースラップ」など、梨華っち推しでなくてもこの曲が好きだという
人は少なくないだろう。
いつの頃からか、合いの手を入れるべき部分で、ビジョンにスーパーが出るようになった。あれは親切なようで
あり、余計なもののようでもあり。微妙なものである。
[MC-06]
なっちがこの部分のMCを取り、いよいよ最後へ。
最後がこの曲では、もう勢いは止まらない!!
18 ここにいるぜぇ!
ごっちんが卒業して初のシングルは、丁度「月光様」から数えて1年の頃に発売された。
私はこの曲を「矢口真里のANN−S(当時)」で聴いてしまったがために「うっ…これは神戸行かねば!!」
と根拠のない義務感を覚え、いてもたってもいられなくなり、気が変わらぬうちにチケットその他を押さえて、急遽
600キロにも及ぶ大遠征をやった。それほどインパクトの強いナンバーだったのだ。
事実、私は最近の「盛り上がり系」のナンバーの中では、これが一番のお気に入りである。
最後のシンガロングパートを含め、非常に体力を使うハードなナンバーであるが、会場を一体にするには十分な
爆発力を持ったナンバーである。
途中、キャノン砲が炸裂し、ちょうど私の席あたりには銀のテープの雨が降ってきた。アンコール前のラストで
ある。私の周りは、熱く燃えていた。
アンコールは「圭ちゃん」コールが鳴り止まない…が、あまり揃っていない。
なんだかカッチョ悪い。おまけにこの期に及んで座っている不届き者がいたりする。
しかしそんな連中に腹を立てるより、いかに良いアンコールで圭ちゃん・そして娘。たちをステージに再び迎えるか
ということの方が数段大事であり、優先される。
私は単独参戦であり、絶叫も得意ではないから、一気に2万8千人をコントロールできるできるわけがない。仕方なく
近くである程度揃った部分に便乗し、一気にコールを広げるという姑息な手段に訴えた。
3分ほどそうしていただろうか、ステージが明るくなり、娘。が再びステージに帰ってきた。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|