モーニング娘。コンサートツアー2002夏

LOVE IS ALIVE

2002.-9.22・23 神奈川県・横浜アリーナ

 

[第6章:いよいよライブはアンコールへ]

 

<MC.3>

 

13人、一人ずつがマイクを取り、一言ずつ述べた。

ごっちんは、その4番手だったのだが、さすがに大歓声に包まれる。

 

E1.本気で熱いテーマソング

 

アルバム「いきまっしょい!」より。

どこまでも勇ましい、娘。の真骨頂的な曲だと思っている。

リリース当時は「いざ進め 三丁目の熱い奴ら」のくだりに驚いたものだ。

何せ、今でも私が足繁く通うウェブサイトと緊密な関係にある「三丁目」という言葉(爆)。

 

E2.でっかい宇宙に愛がある

 

まさに大団円的なナンバーである。

はっきり言って、名曲である。「愛」と「宇宙」という壮大なテーマだが、娘。の表現で

その世界はさらに感慨深いものに仕立て上げられる。最近では「負けないで」と同様に、

日テレの24時間テレビでもお馴染みになりつつある。

振りも簡単であるから、私などにも出来そうである。

 

E3.赤い日記帳

 

ダブルアンコール・1曲目。

元々は2年前のシャッフル「あか組4」の持ち歌だったが、今回はごっちんが1人でカバーしている。

 

発表当時、レコーディングで「歌詞の意味が分からない」と困惑していた彼女だが、今となって

は、歌い方に表情すら込められるようになっている。

くどいようだが、ごっちんの成長には舌を巻くものがある。ソロ活動へ、力量不足は否定できる。

それが嬉しいことだ。

 

E4.手を握って歩きたい

 

一瞬、何の曲が始まるのか分からなかった。

バラードタッチで始まったからだ。

 

「手を握って 道を歩こう 楽しい日が 来そうな予感」

「手を握って 誓おうよ ねぇ Sunshine 冒険の日々 Oh,My Way」

 

…一瞬、胸が詰まった。

最終公演のラストナンバーは何か、ということを、しばらく前から密かに予想していた私だが、

実のところ、この曲は穴と見ていた。

 

そして、できれば避けて欲しい展開だった。

あまりにもシチュエーションに合致するナンバーだからである。

とはいえ、最後を湿っぽく終わらせないあたりが、ごっちんらしいのかもしれない。

 

1コーラスを終えたところで、メンバーが袖から登場してきた。

卒業してゆくごっちんに、メンバーから「贈る言葉」のコーナーである。

 

5期メンバーに始まり、徐々に先輩からの言葉を受けるごっちんは、笑顔を絶やそうとしなかった。

あくまでドライな別れ際を望んでいるらしいことが良く分かった。

 

とはいえ、5期メンバーはみんな泣いていた。

もっとも、彼女たちにとってメンバーの卒業は初体験である。

しかも、それまで教えてくれた、苦楽をともにした先輩の卒業であるから、感情もこみ上げる。

ある意味、もっともナチュラルな反応が彼女たちであるとも言えるかもしれない。

 

4期になると、反応は二分された。

ごっちんと同期に当たるよっすぃ〜と梨華っちは、あくまで笑顔で、学校帰りに友達に別れの

挨拶をする程度のフィーリングすら見えた。ちょっと感動である。

これがあいののになると、まだまだ涙が先行してしまう。ことに、あいぼんは師匠格に相当する

ごっちんが卒業していくわけであるから、寂しさもひとしおだろう。

ごっちんの前にいる時は「アイーンいっしょにやって下さい!」などとおどけていたが、離れて

涙する姿に私もグッと来てしまう。ののに至っては、言葉もつまりかけるほどであった。

彼女たちにとって、やはりメンバーの卒業というのは、相当の衝撃なんだということを、改めて

実感した(勿論、慣れっこというのも問題だが)。

 

そういえば、ごっちんの師匠格だった紗耶香も、ごっちんの前から早々に卒業した。

何か運命的なものを感じ取るのはあまりに早計か。

 

先輩メンバーからはやはり、一様に笑顔で送ろうという気概を感じた。

 

努めて元気に送り出そうとしていたのが印象的であった、やぐ。

プッチモニの同期でもあり、淋しさを感じさせる中、気丈に振舞った圭ちゃん。

よく笑い、よく涙する。この舞台でも、ちょっと涙ぐんでいた、素直ななっち。

最初こそ気丈に送り出したが、後でこみ上げるものをこらえられなかった、かおりん。

 

12人から、たくさんのプレゼントをもらって、どこか晴れやかなごっちん。

この日、彼女は涙を見せない、素晴らしい卒業式の主人公になった。

 

最後は13人で「手を握って歩きたい」を合唱。

 

「愛してる 素敵な人 素敵な家族 素敵な兄弟」

「ありがとう 素敵な思い出 出会ったみんな ありがとう」

 

ごっちん加入時のオーディション(99年6月頃〜)を見始めたのが、私の娘。歴のスタートラインである。

きっかけをくれた、私にとっても要のメンバーが、ごっちんであった。

私こそ、彼女に「ありがとう」と言わなければならないのだ。

 

かけがえのない仲間たちと過ごした日々は、ここに終止符を打つ。

その最後の瞬間に立ち会えたことを、誇りに思う。

 

公演は終わりを告げた。

メンバーの先陣を切って舞台から去ったごっちん。

最後まで残って別れを告げるものだと思っていたのだが、意外な形の幕切れとなったようである。

 

場内はほとんどの人が退場しようとしない。

それどころか、ごっちんコールがひたすら続いている。

照明も明るくならないので、もしかするともう一度出てくれるかもしれない、とかすかな期待を抱き、

コールに加わった。

かれこれ10分もコールは続いたか、急に照明がついた。終わりの合図である。

 

本当に、終わってしまったのである。

後藤真希という、娘。ブレイクの起爆剤のもとになったメンバーを含めた体制の終焉が告げられたのだ。

どこかお祭り騒ぎはできない。

 

終演後、1列後ろの人と少し話した。氏は徳島から駆けつけてきたとおっしゃる。

熱いファンが、全国から駆けつけてきたのだなぁ、と改めて実感した次第であった。

 

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