モーニング娘。のミュージカル

LOVEセンチュリー 〜夢は見なけりゃ始まらない〜

レポート<ネタバレ度=FULL>

2001.-5.27(日)13:30 = 千秋楽公演 = 東京・日生劇場

 

4.後半戦[2]

 

 いよいよ迎えた、ファイナルショーの当日。

 社長と専務は感慨深げな様子である。ただ、若干専務が悪ノリし過ぎではあるが(笑)。

 亜依と同じ病室にいた女の子も、病院からセンチュリーランドの灯りを見ていた。

 ホームページに情報を載せてくれた女の子たちも、センチュリーランドを見ていた。

 

 そんな中、いよいよファイナルショーが始まった。

 ステージには、私財を投じて社長が発注した看板が出ていた。

 

 Century Land The Final Show 2001

 

 M22.DANCEするのだ!

  もはや、ここはミュージカルの会場ではない。

  コンサート会場と化してしまっていた。

 

 曲が終わり、手術室に向かうストレッチャーに横たわる亜依の姿があった。

 

 M23.I WISH

  お約束の合いの手やら何やらはあった。

  しかし、kenken76的には、亜依の歌いだしからゾクゾクッとしてしまい、ダメである。

  何度聞いても、名曲だと思わされる。

 


 ファイナルショーから1週間後のセンチュリーランドは、着々と解体工事が進んでいた。

 思い出のセンチュリーステージも解体が始まっていた。

 真希の母親が経営していたラーメン屋も無事、移転先が決定したという。

 

 作業員も最終公演とあってか、アドリブ連発。

 休憩中の作業員がビールを飲んだり、帰り際に現場チーフが社長に「今度、プチモビクスやりましょう」と

言い残していったり、もうやりたい放題である。そのたび、客席は爆笑に包まれた。

 

 誰もいなくなったセンチュリーステージに、メンバーが集まってきた。

 亜依の手術からも1週間が経っている。どうしているだろうか、と思っていた、その矢先。

 亜依が裕子の押す車椅子に乗って、散歩しに来た。いよいよ外出許可が出たらしい。

 

 さらに、残務処理を済ませた圭が、ファイナルショーの収支を報告しにやって来た。

 何と、目標額である550万円を大きく上回る収益を上げたというのだ。利益は170万円に上るという。

その利益170万円の使途については、圭織の発案で真希の留学費用として充てることになったが、真希は

頑として自分で貯めて行くと言い張った。

 しかし、圭織たちの暖かい気持ちを受け、170万円を「借りる」ということにした真希。その申し出を

笑顔で受け取ったなつみ。

 ようやく、真希となつみたちのわだかまりが和解した。「ぶったりしてごめん!」と真希が差し伸べた手

を、なつみがしっかり握り返す…

 

 ふと見ると、センチュリーランドの観覧車が回っている。

 ゴンドラにはモー吉が乗っているという。これは誰がやっていることなのか…

 全員が観覧車の光を見ていた。


 M24.恋愛レボリューション21(現構成員のみ)

  1階の観客は総立ちである。

  中2階のGC(グランドサークル)席、2階席の連中は、立ちたくてウズウズしていた(笑)。

 

 M25.ハッピーサマーウエディング(現構成員+中澤)

 MC(安倍)

 M26.恋のダンスサイト(現構成員+中澤)

 M27.LOVEマシーン(現構成員+中澤)

 

 ミニライブの部分は、2階席であることを悔やんでいた。

 1階席にいれば、思いっきり暴れられたはずなのに…

 

 M28.LOVEセンチュリー

 

 いよいよミュージカルも最後の曲を迎えた。

 「夢を見ようよLOVEセンチュリー 夢は見なけりゃ始まんないから」と歌う曲は、全員紹介である。

 

 アンサンブルメンバー、平家・稲葉・メロンの面々、脇役陣・オーディションメンバー、娘。の順に登場。

 会場の手拍子がバシッと揃った。今までに体験したことのない揃い方である。

 

 曲が終わり、客席右側・左側・中央の順に礼をしていく出演者たちに拍手は鳴り止まなかった。

 退場後もすぐに呼び戻す手拍子がかかった。これもまたビシッと揃った。感動である。

 もう一度、2度目の呼び戻しをかけると、三度娘。たちは戻ってきてくれた。

 

 37公演の長丁場の最終公演である。

 ステージを終えた彼女たちは、どんな心境だろうか。

 

 公演終了は16時25分だった。

 

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第3章/後半戦[1]
第4章/後半戦[2]
第5章/戦いすんで
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