LOVEセンチュリー 〜夢は見なけりゃ始まらない〜
レポート<ネタバレ度=小>
2001.-5.19(土)13:30 東京・日生劇場
3.後半戦
休憩時間15分をはさんで、後半戦に突入した。
日生劇場だからなのか、スケジュールがケツカッチン(古!)だからなのか、とにかく何でも定時に開始。
心意気は結構だが、若干脅迫神経的になってしまい、心なしかくたびれる。
後半、第2幕は、15分前の結果からスタートとなっている。
とりあえず、なるべくネタバレを避けて、第2部の流れを提示しよう。
無謀なステージ出演により、倒れてしまった女の子は、その後の診断結果により、高額な手術をしなければならなくなった。 受け持ちの看護婦の独断での外出許可など、複雑な要因が生ぜしめた結果である。 女の子の友達(こっちは骨折で入院している)が頻繁に病室を訪れるが、病床の女の子の状況は思わしくない。 看護婦もつい、遊びに来た子に辛く当たってしまう。
そんなことが病院で起こっているとき、ステージのダンサーたちは「ファイナルステージの利益を、あの子の手術資金にしよう」 と言い出した。自分たちのステージに出てしまったがために倒れてしまった女の子を思ってのことだった。
彼女たちのいろいろなツテをもってしても、思うようにお客さんは増えない。 このままでは、手術資金の捻出はもとより、出資してもらった資金の返済すらままならない。 危機感迫り、彼女たちは一つの決断を下した。対立するプロ志向のダンサー、あの娘にダンスを教わることだった。
最初は頑なに拒絶した少女は、その理由を聞いてようやく稽古をつけてくれることに。 しかし、あまりの厳しさに脱落する者、反発する者…結局、少女は指導役を再び拒絶した。
どうしようもならない状況の中、ステージダンサーたちの団結にも陰りが見え始めた。 ファイナルステージまで、残された時間は僅かだった。
と、そこにあの子の受け持ち看護婦が姿を見せた。「私もファイナルステージに参加したい!」というのだった。 さらに、先日やって来た有名ダンサーチームも参加を表明してくれた。ただ、そこには、指導を降りた少女の姿もあった。 ことあるごとに反発していたメンバーと少女は、ここでも徹底的に対立した。何をそこまで対立するのか…
その少女は、迷っていた。自分のダンスに自信をなくしつつあったのだった。 そこに、ダンサーチームの少女が一人、やってきて言った。 「こないだのダンス、うちら感動したよ」
奇しくも、ファイナルショーの当日に手術を受けることになった女の子の病室に、見舞いがてら訪れたダンサーチーム。 そこには、あの対立していた少女もいた。 病床の女の子に「お姉ちゃんのダンス、もう一回見たかったなぁ…」と言われた少女の内心は複雑。
有名ダンサーの働きかけもあり、長い対立から和解した彼女たちは、病床の女の子の友達を仲間に加え、いよいよ最後の 追い込みに入った。
有名ダンサーが出演するとなっては、メディア各社も黙っているはずもなく、ファイナルショーの当日、つまりセンチュリーランド 最後の日、入口はとんでもない人垣ができていた。
そして、満員の観衆に見守られながら、ファイナルステージが幕を上げた… |
前半同様、これがどれほどのネタバレなのかは、書いている当人さえも分からない(笑)。
多分、ネタバレしてるのと大して変わらないだろう(爆)。
誓ってネタバレしていないのは、キャスティングとオーラスの部分だけである(核爆)。
第2幕は、約1時間40分を要した。
演技の上でも難しい部分が多く、ことに病床に伏す女の子の役どころなどは、ふだん絶対に触れないような
役なので、苦労のほどが伺えた。
ちなみに、以前から噂されていた「ミニライブ」は、ファイナルステージそのものであったことを付記する。
1階客席は立ってしまったが、それ以上の階層では立つことが禁止されているらしい。
そもそも「日生劇場は座って観劇するように設計された建物」だからだそうな。いやはやまったく。
ミュージカルはこれで終了したが、私たちの一日はこれで終わろうはずがなかった。
詳細は次に記したので、是非お読みいただきたい。本編と同じぐらい濃い内容である。
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