2001.10.28 岐阜県可児市・花フェスタ記念公園 野球場特設会場

 

 8月21日に行われる予定だった夏のコンサートだったのだが、よもやの台風襲来によってやむな

く延期されたものである。

 この公演に予定を合わせて夏の旅行計画を練った私としては、秋口になって再び可児まで行くのは無

理として、コンサートのチケットを払い戻していた。つまり、行く予定はなかったのである。

 しかし、魔が差すとはよく言ったもので、矢口オールナイトスーパーで「Mr.Moonlight〜愛のビッグ

バンド〜」がOAされて数日、帰りがてら立ち寄った某ラーメン屋でラーメンを啜りながら、急に

「岐阜行きてぇ〜!」と思い、気が変わらないうちに即実行へ。安く行く手段を求めた結果、行きは

横浜からの高速バス、帰りが金欠人にお馴染みの「ムーンライトながら」という結論になったので、

すぐに指定を取る。恐らく私と同様の経緯で帰りを設定した輩も多かろうし、ただでさえも乗車効率の

よい列車だから、空きがあるか分からない。案の定、喫煙席しかないとの回答だったが、泊まれば翌日の

仕事に間に合わないので仕方なく妥協。ただ、これについては出発当日に問い合わせた結果、禁煙席に

キャンセルが出たとの話なので、即変更してもらった。

 出発日、横浜の高速バスターミナルに現れた名古屋行き「ラメール号」は、何と4列シート仕様。こ

れじゃ観光バスと大差ないじゃないの、と思いつつ乗車。まぁ、夜行バスだけあってリクライニングは

だいぶ深いのだがケツの大きい私には窮屈な座席だった。午前4時に愛知県の上郷SAで1時間強の停

車。時間調整のためらしいが、何とも間抜けである。1時間も動かないバスの中では退屈なのでSAに

移動。やや空腹なので、レストランでラーメンを食べる。鶏肉入りの塩ラーメンはなかなか美味であっ

た。しばらくその辺をウロウロして、再び車内へ。バスは走り出すと、1時間足らずで名古屋駅に到着。

 

 名古屋では、とりあえずチケットを探さねばならない。当日券もあると思われるが、なるべく市内で

入手希望だったが、名古屋駅界隈のチケットショップ群は、あろうことか、ことごとく日曜定休

の札を出している。東京で生活する身分としては、日曜定休というのを想定していなかった。いきなり

の緊急事態にうろたえるが、時間はまだ6時過ぎ。動くに動けず、しばらく街中を散歩する。高島屋の

スターバックスが開店した頃合を見計らい、朝食とする。しかし、座っているとあっという間に眠りそ

うになる。事実、しばらく眠っていた気がする。午前9時過ぎに店を出る。

 

 名駅周辺から金山駅にまで範囲を広げ、8軒のチケットショップを回ったものの、これといった成果

なし。チケットは当日券狙いになった。その代わりといっては何だが、この日施行される「天皇賞・秋」

の馬券を買った。これで当てれば、遠征費用の一部がペイされるというものだ。がんばれ、ステイゴー

ルド(爆)。午前11時までになお君に連絡を取るようにしていたので、名古屋駅地下街から発信。集合

地点を「じゃ、例の場所で」と伝えて切る。

 

 新名古屋駅から、名鉄で新可児駅へ向かう。

 犬山で乗り換えるのだが、車内放送はご親切にも「本日、モーニング娘。のコンサートにお越し

の方は、犬山で広見線にお乗り換えの上、新可児駅からバスをご利用ください」と繰り返してい

る。つまり車内は早くも娘。ライブムードなのだ。

 

 新可児に向かう広見線は、普段はガラガラらしいのだが、今日に限って盛況とはなお君。確かに混ん

でいる。途中駅からも乗客を詰め込み、新可児駅に到着。駅前からのバスに乗車するが、バス往復運賃

600円也を先払い。まぁ、シャトルバスとしては往復600円は良心的である。詰め方もゆるいまま、

新可児駅を出る。

 

 花フェスタ記念公園に着いたのは、午後1時を少し回った頃だった。また非常にノドカなところで、

携帯の電波が安定しない(爆)。なお君は昼公演ということで、さっそく別れる。こちらは雨の予報も

出ていたことなので、テントの下に設けられた待合所のようなところに陣取り、早速、当日券売り場に

赴くと、まだまだ余裕らしい。さすがに延期の影響は甚大のようであった。席はDブロックの照明塔脇

であるから、眺望は悪いが、こればかりは仕方ない。しばらくしててんめいさんが到着したので合流。

会場では、そろそろ昼公演が開始されるとの放送が続いていた。こちらは2人とも夜公演参加なので、

前半は雑談や漏れ聞こえるライブに耳を傾けたりする。

 

 午後3時半頃、持参の携帯ラジオを取り出し、天皇賞の実況をチェックした。いきなり逃げる予定の

馬が出遅れ、意外な馬が単騎で逃げを演じる奇妙な展開となった。案の定レースは乱れ、私の推したス

テイゴールドは掲示板すら外す結果…馬券はゴミ箱行きになった

 

 午後4時半頃、今回初顔合わせになる020くんまめさんFM145くんが登場。さらにノー

サイドさんも来てくれた。なお、ノーサイドさんは前日の大阪もダブルで参戦、さらに横浜もダブル

参戦というライブ猛者であらせられる。皆さん昼公演に参加していたので、心なしかテンションも

高め。こちらは寒さもあってテンション低めだったのでやや静かにしていた(笑)。

 

 この中でまめさんとご友人はてんめいさんとの連番になっていた。まめさんはなかなかテンション

が高い。てんめいさんはちょっと不安そうに見えないこともなかった(≧∇≦)。夜公演、どうなる

ことやら。

 てんめいさんはご存知の通り、なっち&梨華っちのツートップ推し(当時)。今日も壊れる準備絶

好調の模様。

 020くんはまめさん同様、地元・岐阜県民。矢口推しというところまで一緒ね( ̄ー ̄)ニヤリ。

シャツに矢口バッジをいくつもつけての登場に、「ほぉ…」としか感想の持てないkenken76。

 FM145くんは、某ノッポ君のご友人であるから、大阪の民である。今日は岐阜までプッチ遠征

の趣。この雑談の時に、後に聞くことになるプッチの新曲の合いの手を完全に教えてもらった。

 

 延々1時間半ほど雑談の後、何とか雨が持ちこたえていることに安心半分、不安半分の気分で会場へ

入る私たち。会場入口近くでは、特攻服に身を包んだイタすぎる連中が控えており、若干ジャマと言え

なくもない。グッズ売り場に急いでみると、長蛇の列がそこにあった。今から並んでしまっては、開演

に間に合わないと見て、回避。まめさんたち3人はサイリウムを持っていない。私の持ち分が3本とい

うのが微妙すぎる(笑)。4本あれば1本ずつ分けられたのだが、と思いながら会場へ。

 

 野球場というのでスタンド席もあるのかなと思えば、何と往年の「西武球場スタイル」である。どう

せなら外野の芝生席で暴れたかった(素)。てんめいさん・まめさんとお友達はBブロックへ、私はD

ブロックへ入る。当日券エリアと思しきDブロックは、そこかしこに空席が目立った。私の席は、と探

していくと、何とステージの左半分が全然見えない!さすがにシブいっす、コレは。

 

 午後7時を少し回って開演。しかし、しばらく止んでいた雨がまた降り出した。しかし、始まってし

まえばこっちのもの。いきなりの新曲に盛り上がり、続く「ラブマ」も予想外の曲順とはいえ、不朽の

名曲だけに大騒ぎになった。なお、周囲3方はイタイ人々が多かったため、全く不自然にならずに適当

に暴れられた。たいへん結構な座席であったと思う。

 

 新メンバーの自己紹介があったが、やはり初々しい!確か、4期メンバーの初ステージの時も相当に

初々しかったと思う。1年半という歳月に、4期メンバー達もたくましく成長したものである。声援は

やはり愛ちゃんが先行しているようだ。次いで紺野ちゃんかといった具合。

 

 公演中の詳しいことは、「セットリスト(10月28日分)」および11月3日の横浜レポに譲るが、その

後もメドレーやユニット・ゲストの曲が続く。前日の大阪城ホールからプッチモニの第4弾シングルが

お披露目されたようで、すでに勝手知ったるノリを見せる場内であった。プッチ新曲はこの時初めて聞

いたが、かわいらしい曲だった。合いの手も分かりやすい感じで、非常に好きである。このライブで一

番頭に残ったのは、この曲になったといえる。チャミカンの曲で一盛り上がりし、ミニモニ。で再び燃

えた。ただ「加護ちゃんです」「辻ちゃんです」がカットされたままなのは納得いかず。

 

 MCの5期メンバーと在来メンバーを絡めてのトークコーナーも新鮮だった。惜しむらくは紺野ちゃ

んの負傷欠場ということになるが、こればかりは仕方ない。

 

 終盤はI WISHからハピサマ、ピースと続き、本編はエンディングを迎えた。アンコールは…ど

うしても野外だから拡散してしまうが、近くのグループが絶叫していたので、便乗する。あいにく小雨

が降り続いていたが、アンコールまでは持ちそうだった。

 

 アンコールは「ミラナイ」+「でっかい宇宙に愛がある」の2曲。10月の雨の野外だけに寒々しいが

もはや熱気が勝っている。2曲とも客席・ステージ一緒に大合唱で幕を閉じた。「でっかい〜」は大団

円を飾るに相応しいナンバーである。会場も振りをいっしょにやりながら最後の瞬間を過ごした。メン

バーたちが手を振りながら去っていく。岐阜のリベンジライブ、これにて終了!

 

 と、その直後。

 規制退場待ちの観客に、豪雨が襲ってきた!まるでライブの終了を待っていたようなタイミングであ

る。とにかく傘を差す以外に手段はない。それほどのひどい雨だった。雨中のライブとはいえ、終演ま

でこのひどい雨が待っていてくれたなら、それほど酷なライブではなかったはず。帰宅ルートに乗るべ

く、開演前までいたテントに転進する。

 てんめいさん、まめさんらと合流するも、ノーサイドさんに連絡が取れない。刻一刻と時間は過ぎ行

く。私は名古屋発23時41分のムーンライトながらに乗車しないと間に合わないので、急ぐ必要があった。

しかし、新可児駅行きのシャトルバスは大混雑なので、やむなくタクシーに並んだ。が、タクシーも絶

対数が少ないため、なかなかやって来ない。順番をざっと目算してもかなり時間がかかりそう。名古屋

から乗るには、22時38分の名鉄に乗らないと間に合わない。時計を見るたび、間に合わなくなると焦る。

しまいにはてんめいさんに「最悪の事態になったら、泊めてくれます?」と頼んだ始末。しかし、ふと

シャトルバスを眺め見ると、かなり列が短くなっている。バスも続々と駅から戻っている。となれば、

いつ来るか分からないタクシーを待つより、バスに乗る方を選び、移動する。案の定バスはどんどん客

を積み込み、駅に向かう。車中の人となり、てんめいさんらとトークを交わす。新可児駅の近くに降ろ

されると、まめさんとそのお友達とはお別れになる。彼女たちはここからクルマで帰るとのこと。別れ

の挨拶もそこそこに、てんめいさんを引っ張って新可児駅まで車道を爆走(笑)。何とか間に合った。

金山まで乗って、ムーンライトながらで帰京。ホームでノーサイドさんとばったり再会し、車中なっち

推しトークでしばし楽しく盛り上がり…あとは記憶がないっす。

 

 2001年10月29日午前5時10分、自宅着。

 当日は普通に仕事だったので早々に寝たが、20分ほど遅刻しちゃいました(爆)。

レポート全編の目次へ 岐阜編 終了! トップページへ