飯田圭織握手会Report
2002.-1.13(日)14:50 〜 2002.-1.14(祝・月)15:30
第3章 「上野3丁目の地獄絵図」
新宿のドン・キホーテで電池なんぞを買い込み、いざ御徒町駅に向かおうかとしている
午前8時の私に、ののっちさんから電話が入った。もう着いているらしい。彼が早いのか
私がトロいだけなのか…(謎)。
現場に着くと、何やら前方が騒がしい。
黒山の人だかりなのである。何事かと思っていると、昨晩、割り込み防止券を配付後
に来た連中だという。つまりは600人の枠からはみ出た連中である。
それを今さら言っても仕方ないでしょ、と思ったが、どうやら事情は違うらしい。
松坂屋にイベントの問い合わせをしたところ「整理券は当日にお配りします」と
教えられたというのが真相らしいのだ。
となれば、松坂屋はウソの情報を流したことになる。確かに整理券はこれから配付に
なるらしいが、人数は切っているし、店先に「飯田圭織握手会は600名様に達しました」
などというビラが貼ってある。これを「整理券未配布」などと結論付けることは到底でき
まい。私たちは、事前問い合わせをせず、当たって砕けろの精神で前日から並んだ。
真面目に問い合わせたファンは間違った情報を手にし、当日始発などで乗り込んだに
違いない。この事情では「怒るな」というのが無理である。
ファンは当然、烈火の如く怒り心頭である。
これを鎮圧すべく、こんな車両が登場してきた。
護送車である。
さらに、警官隊・機動隊までもが店の正面入口を固めている。ここまで来れば、逆に
リッパである。この写真は、整理券配布の行列中に撮ったものである。
前方の睨み合いをよそに、割り込み防止券を持つ者は行列についた。画文集購入と
引き換えに、握手会の整理券が渡される仕組みである。しかし、この行列はいったい
どうなっているんだ?地下鉄の出入口を半分ふさいで列を作っている。地下鉄の駅員
も1名行列の整理を手伝っている。彼の仕事はここではないはずなのに…。
行列を抜けると、ようやく入口が見えた。
同時に視界に入ったのは、物々しい警官隊と動こうとしない客である。
その連中に睨まれながら、その場をすり抜けて握手券と引き換えた。番号は変わらず
198番である。
動かない客の中には、子どももいた。隣の若い男と何事か喋っていたのだが、情けない
ことに、子どもの方が理路整然としており、若い男はただ興奮しているだけ…。これには
失礼ながら笑った。
時間はようやく10時半を回る頃である。集合時間は午後1時半とあるから、約3時間の
余裕がある。ところで、会場は「6階催事場入口付近」などと書いてあるが、今日はその
エリアが超満員御礼状態(アート&カラー;入場まで約2時間)なのに、どうするのだ
ろうと思いながら一旦退却。
集合場所もはっきりしないまま、とりあえずネット喫茶に入り、状況を長々と書き込む。
そのうち、集合時間まであと僅かとなったので、店に戻る。
午後1時に集合となっていたが、相変わらず場所が分からない。
総合案内に聞いているのがいたので傍聴したところ、ここでは分からないとのこと(怒)。
何のための総合案内なのか、理解に苦しむ。とりあえず6階に上がるより他なかったので
上がると、握手会の来場者は8階に向かうようにと言っている。一体いつ、どこでそんな決定
が出されたのか、さらにそれは参加者が知っているのか…あぁ、情けない。
8階は屋上広場につながる階で、手芸用品などを販売している。当然、通常営業中なのだが
一気に600人以上の握手会参加者が詰め掛け、営業どころの話ではなくなった。
結局、会場は無予告で屋上広場に変更された。
8階のフロア内で、整理番号順に呼び出しが始まったのだが、全然聞こえない。ちっぽけな
トラメガなんぞで呼び出しているから、こうなる。
私が先陣を切って前方へ抜け出し、時々刻々の呼び出し状況をののっちさんに伝えた。こう
でもしないと、後ろよりの客が何も聞こえないのだ。
見る限り、待機中のののっちさんはかなり不機嫌そう…(爆)。
20分ほどで「200番までの方〜!」が呼び出された。私たちの順番である。
待機中にステージの方から「ウオーッ!!!!!!」という雄叫びが聞こえたので、
緊張感も高まる。
いよいよ、かおり握手会・ステージへ!