当時ブッちぎり最低人気球団の、何が好きだったのか?
横浜は優勝以降、弱くなった。
優勝・燃え尽き症候群、だとか、
監督が替わったから、とか、
理由はあるかもしれないが、素人の私には良くわからない。
勝たないチームを応援するのはつまらない。「勝つ事に意義がある」と言うのは一理あるのだ。
「負けても応援する、それこそが真のファン」と言う人がいてもおかしくない。
勝てないから応援しなくなるのもおかしくない。
世の中、色んなファンがいて当然だ。
ファンである事に真であるかどうかなんて愚問過ぎると私は思う。
さて、12球団でブッちぎりの最低人気を誇っていた球団は、
98年に2位(だったと思う)になった以来、Aクラスに顔を見せる事はなかった(気がする)。
(3位があったか?)(覚えてない)
いわゆるところのベタ弱。
日本ハムの特色は「強力な打線」だ。強力なラインナップ。
当たればデカい。気持ちいいぜホームラン!
それはすなわち当たらなきゃスカ。
大空振・大三振。くるくるくる〜ん。
バッターボックスでよくクルクル回っておる集団なのじゃ。
そりゃ、勝てねぇわな。
負ける集団を、何で私はずっと見続けているのかな。
東京最後の年、6点差をひっくり返した試合があった。
私はそれで、確信した。
私はドラマチックが大好きなのだ。
反対に7点差をひっくり返された事もあった。しかし追記するならば、
ひっくり返された後に同点まで追いついて、延長戦をもぎ取っている。
(結果としてはその延長でガツンとやられてるとしてもだよ。)
しつこく、しぶとく、全力で追いすがる。
その先にあるドラマティックを期待してしまうんだ。
裏切られても仕方ない。信じてるのではなく期待してしまうのだからどうしようもない。
ダイナミックにドラマティックに期待させてくれるこのチームを、
万年Bクラスと半ば諦めつつ、私は応援していた。