野川の自然(成城付近)
成城付近で豊な自然が残る理由は、この野川と国分寺崖線が世田谷の成城付近で特に
近づいていることと、成城の崖線には”神明の森”があるからだと言われています。
神明の森に多数の野鳥が生息し、近くの野川の虫や魚を食べに来る、あるいは川にも棲んで
いるわけです。「野川とハケの森の会」(ハケとは、国分寺崖線のことを地元の
人が呼ぶときの名前です)の調査によりますと、最近の1年間で66種類の野鳥が観
測されています。私もこれまで訪れたときに、サギ、オナガ、カワセミ、ゴイサギ、マガモ、
セキレイなどを見ました。特にカワセミは、”空飛ぶ宝石”と呼ばれる青く美しい小
鳥です。また先日はコサギを近くで撮影できました。サギは地方では珍しくはないです
が、世田谷ではなかなか見られません。コサギとは言え、純白の羽根を広げて飛ぶ様
は美しく野生の迫力があります。
小田急線の北側、野川の西側に小田急線の広大な車庫の上に土を盛ってできた、「きたみふれあい広場」という公園があります。 四季の花々が咲き誇っています。 |
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野川は、世田谷区の南西、成城付近を東に向かって流れ、多摩川に合流します。ここでご紹介しました地域は、小田急線喜多見駅から少し成城学園駅方向に行くと野川に出会いますが、そこを600mくらい上流に上った地域です。 |